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私淑する辰濃和男さんの著書「ぼんやりの時間」から抜粋。この本に影響を受けて、
「ぼんやり塾」と「ぼんやりの時間」という講座をつくってしまった。名前が名前なので、
いまのところ、受講者はふたり(笑)
あなたはいま、森の果ての大きな沼のほとりに立っている。
沼の面には月の影がある。あなたは、小石を沼に投げる。
月影が乱れる。また投げる。
沼の面は乱れつづけ、月の影は引き裂かれたままだ。それは、
あわただしく揺れるあなたの心の姿だ。
やがて投げるのを止める。動から静へ。沼の面に静寂が戻る。
ぼんやりするということは、石を投げるのをいっさい止めることだ。
すると沼の面のさざ波が消え、月の影が見えてくる。心の平穏の現れだ。
沼の面が平穏になれば月影が見えてくる。心が平穏になれば
見えなかったものが見えてくるし、聴こえなかったものが聴こえてくる。
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