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昔、ACCJのトーストマスターでロバート・ライカさんにこういわれた。
「TOSHIは日本人なのに、なぜ英語のスピーチをしているのか? 日本語のほうはできるのか?」
ぼくは返事に詰まった。実は日本語スピーチの練習をしていなかったのだ。この言葉に発奮。
すぐに江川ひろしの話し方センターに通い始めた。3年目には10万円もだして「直伝コース」へ。
さすが江川ひろしは名人。世の中ひろしといえどもあれだけ「間」の取り方のうまいひとはいない。
それと言うことが禅的。間がないことを「間抜け」という。喝!

そうかぁー「間」かぁー。人間も、「人」と「間」と書くし、そう言えば「落語」も間だなぁー。
昔、ラジオでよく落語名人の噺をきいたけど、「間」をとって聞かせていたよなぁー。
こども心にも 「うめぇもんだ」と思ったもんだ。江川さんのところにも桂小金冶師匠など落語家が
ゲストできて模範スピーチを見せてくれた。よーし。やったるで。

まず、「時そば」の練習から。テープにとって毎日散歩のとき稽古。そばを食うときに音を出して
美味そうに食うしぐさ。これをマスターするのに1ヶ月かかった。照れないで、面白い顔ができるように
なった。それをひっさげてトーストマスターで英語落語のスピーチ。受けたぜ、ベービー! 充分「間」を
取った後、そばをすする。ズルズル。「ずるずる音」を聞く米国人の顔。困惑そして爆笑。
これで自信がついた。ときどき1分間でさわりをやっている。1分だから落語もどき。これからも
1分、2分、7分の落語もどきで笑っていただこうと思っている。落伍はしないぜ。(寒いぞ、寒いぞ)

2009年 


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