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フジタさんは、ぼくの釣りの師匠。
マイ・セカンドホーム、ミクロネシア。その中で一番大きな島、ポンペイに住む釣り船のオーナー&
キャプテン。この12月、無人島で釣をした時、師匠に釣り方のコーチをしてもらった。そしたら、
効果てきめん、大きな魚が釣れるようになったのだ。犬のトレーニング、ディベートのトレーニングと
共通するところがあるので、紹介します。魚を犬に、ディベートのジャッジに置換えてみると納得。
| フジタ |
「イノウエさん、魚の気持にならないと魚は釣れないよ。えさみたいなものが上からキラキラと
降りてくる。おっ 餌だ! と錯覚して飛びつく。ところが擬似餌。それで釣れる。
同じ場所で餌を動かさないでジーとしていても釣れない。工夫しなきゃー」 |
| フジタ |
「だから無精しないでこまめに竿をあげないとだめ。仕切り直しをしないとね。
イノウエさんの竿のあげ方じゃ疲れる。糸が水に浸かったままあげるから、重くなる。
竿を高くあげ、糸を水面から長く出す。それから、リールを巻く。やってごらん」 |
| ぼく |
「なるほど。ジー・ジー・ジー。おぉー あげるの、楽になった」 |
| フジタ |
「もっとリズムをつけなきゃ。いうとおりにやってみて。あげてぇー 巻いて、巻いて、 巻いて。
あげてぇー 巻いて、巻いて、巻いて。あげてぇー 巻いて、巻いて、巻いて。 いいじゃない。
上手だよ。飲み込みがはやいね」 |
| ぼく |
「わっかりました。あっ かかった! ギコ・ギコ・ギコ・ジー・ジー・ジー
あっ 逃げたぁー ちくしょう すげぇ引きだったのにぃー」 |
| フジタ |
「リズムを忘れたね。かかったなと思ったら、魚の気持になる。魚だって必死だよ。
だから暴れる。その時、一緒に興奮しちゃダメ。『あげてぇー 巻いて、巻いて、巻いて』
のリズムで、ゆっくりと、落ち着いて、引きを楽しまなきゃ」 |
| ぼく |
「わっかりました。
あっ また、かかった!
あげてぇー
巻いて、巻いて、巻いて。
よーし よしよしよし。
あげてぇー
巻いて、巻いて、巻いて。
よーし よしよしよし。
あげてぇー
巻いて、巻いて、巻いて。
よーし よしよしよし。
あげてぇー
巻いて、巻いて、巻いて。
よーし よしよしよし。
おぉ 大きいぞ、これは、
あっ見えてきたぁー、
でっけぇー」 |
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