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仮説と検証

講義が少なく練習中心の研修は、目に見えて効果があがるのでやっていて楽しい。
特に研修担当者や上司が率先して中に入り、皆と一緒に受講されると、効果は数倍あがる。
味の素はその点模範的だ。ここ数年、海外赴任者向け英語ディベート講座をさせていただいているが、
研修担当の方は英語が堪能。アシスタントとして一緒に参加され、研修後は的確な評価をしてくれる。
この会社のフィードバックはとても厳しい。すべて5段階評価。チャートつき。一目瞭然で結果がわかる
仕組みになっている。

仮説と検証。これは企業研修では絶対必要である。
では、どんな仮説をたて、検証したらいいか 例を挙げてみよう

【仮説】
  英語ディベート研修を受けると、海外で仕事をしたときに役に立つ。
【検証】
  海外赴任や出張した受講者すべてに、3ヶ月後、1年後にこの研修の効果を5段階で聞く。
  4.5以上なら研修を継続。

【仮説】
  英語ディベート研修を受けると、英語ディベートができるようになる。
【検証】
  英語が出来る研修担当者自ら受講し、英語ディベートが出来るようになったと
  自ら確信できたら継続

【仮説】
  英語ディベート研修の講師は優秀である
【検証】
  受講者すべてが、講師にたいして5段階評価をする。加えて、研修を見学した上司や
  管理職からの評価も入れる。平均4.5以上なら研修を継続。

何故こんなことを提案したかというと、研修や教育において、日本ではあまりにも「費用対効果」の
評価がおざなりになっているからである。研修で「無駄なお金や時間」を使ってはならない。

最後にぼくがバイブルとして何回も読み直している本「効果10倍の<教える>技術
吉田新一郎著 PHP新書から「フィードバックについて」著者の意見を抜粋します。

P137
「学校教育においても、社会教育においても、企業などの研修でも、依然として
あまりにも多くの学びが、講師と学習者とのやり取りも、学習者相互のやり取りも殆どなく、
したがって講師の計画を修正するためのフィードバックが得られないまま、
研修の企画者や講師のシナリオ通りに展開されています。

誰もが重要だとは感じていても、振り返りや評価がしっかり行われないのはどうしてでしょうか?
これもおそらく“教えたことは学んだこと”という間違った前提によるところが大きいからです。
もう1つは、振り返りや評価することの価値がまだ十分に認識されていないからかもしれません。」

仮説を立て、検証する。
評価なくして、成長なし」この言葉を今一度、かみ締めたい。
2007年


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