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日本の教育は「暗記」中心だから良くない。米国みたいに参加型にしてみんなに考えさせ、
意見を述べあう教育にするべきだ。そう唱える人は結構多い。うーん。果たしてそうか?
ぼくの考えは違う。「暗記」も大事。「考える」ことも大事。もし順位を決めるなら、まず「暗記」
次に「考える」。そう信じている。言葉を変えれば、まず「基礎」、次に 「応用」。あるいはまず「型」
次に「個性」。こんな風にもいえなくもない。まず「知識」次に「思考」。特に英語を学ぶ場合は、
丸暗記の効用は限りなく大きい。

高2の時、ESSに入っていたぼくは、英語劇「夕鶴」の悪役、惣どに選ばれた。嬉しかった。
休まないでこつこつ英会話の練習をしていたのが先輩の目にとまったのかも知れない。
稽古は予想以上に厳しかった。台詞の丸暗記と大きな声での暗誦。演技指導をしてくれる
先輩たちの叱責は容赦ない。上演日近くになったら寝言の中でも台詞をぶつぶつ言っていたらしい。
お袋が笑っていた。上演は大成功。大きな拍手に感涙。それを境にしてぼくの英語は劇的にのびた。
劇をやったからではない。丸暗記のお陰だ。
(当時の写真を載せておきます。童顔悪役がTOSHI)


高3、最初の英語授業のときだ。英国紳士のような雰囲気をもった白髪の英語教師、
北川虎之助さんはぼくらにむかってこう言い放った。教科書を全部丸暗記せよ。授業に入る前に、
一章を全部暗記した人は手をあげよ。そして皆の前で暗誦してみせよ。つかえたらそこでおしまい。
3回以上チャレンジした人にはAを上げると。北川さんと相性が良かったのだろう。
やる気がでて何回も挑戦し褒められた。半年経ったら、自分でも成長しているのがわかった。
英語をかなり話せるようになっていたのだ。そして約束通りAをいただいた。

2006年


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